FAA NEWS
もうまもなく、ホームページ公開します!strong>

最近更新出来ていません!見て頂いている方々すいません。当ブログをHPへの完全移行を目指し、日々ホームページビルダーと格闘しています!より見やすく、よりクオリティの高いHPにするために、ほんのしばし更新停止いたします。。。

★2007年に開催される第79回アカデミー賞予想を早くも更新!
ただ今、4月分最新予想を更新中!


第2弾は『助演女優賞』。トップコンテンダーは『Marie Antoinette』のジュディ・デイビス。
3月予想でも1位に輝いたデイビス。ソフィア・コッポラ作で久々の貫禄を見せた素晴らしい演技を披露していると評判。対抗馬として、『Breaking and Entering』での演技シーンが大好評のロビン・ライト・ペン。アンサンブル劇の中で優れた存在感を見せる『A prarie Home Companion』のメリル・ストリープ。トッド・フィールド監督作『Little Children』で2度目のアカデミー賞が期待されるジェニファー・コネリー。生徒と不倫関係を結ぶ女教師を自らの経験と重ね合わせて見守る『Notes on a Scandal』のジュディ・デンチ。

第1弾は『主演女優賞』! トップコンテンダーは『Little Children』のケイト・ウィンスレット。
3月度予想でも、受賞予想順位1位に輝いたウィンスレット。トッド・フィールド監督作品で圧倒的な強さを誇り、ダントツ受賞が予想される。対抗馬として、実在の女性写真家を演じた「Fur」のニコール・キッドマン。トレーラーが公開された話題作「Marie Antoinette」からタイトルロールを演じたキルスティン・ダンスト。アンソニー・ミンゲラ監督作「Breaking and Entering」から早くも演技バトルが話題のジュリエット・ビノシュ。生徒と不倫関係を結ぶ女性教師を演じた「Notes on a Scandal」のケイト・ブランシェット。
右のカテゴリーから2006年アカデミー賞の項目へお進み下さい。

★The Film Achievement Awards、1996年-2005年までのノミネートを発表!

当ブログにお越し頂いた全ての皆様にFAAに対する投票権があります!該当する年のコメント欄に、お勧めの作品や俳優をコメントして下さい。
近日、1995年度The Film Achievement Awrdsノミネート発表!
MOVIE NEWS

★第79回アカデミー賞は2007年2月25日開催決定!

★周防正行監督が10年ぶりにメガホンを取ることが決定しました。痴漢行為の裁判に争点をあてた作品だそうで、題名は『それでもボクはやってない』(仮)だそうです。最高に楽しみです!

★「アンタッチャブル」でアカデミー助演男優賞を受賞しているショーン・コネリーが俳優活動を引退する事を表明!

★全米脚本家組合は、史上最高の脚本として「カサブランカ」を選出した。2位は「ゴッドファーザー」。ふむ・・・

★ラッセル・クロウがコンサート会場のステージ上で喫煙したとして問題になっている。ニュージーランドでは人が集まるところでの喫煙行為は違法。ラッセル・クロウに非難の声が続出!クロウは今年、リドリー・スコット監督「A Good YEAR」で主演男優賞候補が期待されている。

★我らがイアン・マケッラン氏も何故か出演、「Xメン3」は秋、日本公開へ。

★本年度、カンヌ国際映画祭の審査員の一人にチャン・ツィイーが選ばれました。ちなみに、審査員長はウォン・カーウァイ監督が務めます。

★ウッディ・アレン、イギリスを舞台にした2作目「Scoop」の主演女優スカーレット・ヨハンソンは、「Scoop」はゴールデン・グローブ賞に確実に参戦する事を豪語しているという。

★メル・ギブソン監督作品「Apocalypto」が8月の公開から12月へ公開チェンジ!賞レースへの参戦を睨んだと見られている。ちなみに今度は全編「マヤ語」だとか。

★Entertainment Weekly誌のDave Karger氏が、ビル・コンドン監督作・ビヨンセ・ノウルズ、エディー・マーフィー、ジェイミー・フォックス主演「ドリーム・ガールズ」を早くも作品賞チャンスありと予測!エディー・マーフィーは本作でメジャーカムバックを果たせるか!?

★2007年公開予定だったレニー・ゼルウィガー主演作品「Miss Potter」が、2006年12月下旬公開へ!レニー・ゼルウィガーは一気に主演女優賞コンテンダーへ!

★2007年公開、市川監督・石坂金田一の『犬神家の一族』の主要キャスト発表!
犬神松子役に富司純子、他のキャストは加藤武、中村敦夫、松阪慶子、萬田久子、尾上菊之助、林家喜久蔵、松嶋菜々子、仲代達矢。強力!!!!!

★クリント・イーストウッド監督の「硫黄島の星条旗」の次回作、「硫黄島からの手紙」に渡辺謙、二宮和也、加瀬亮など日本キャスト出演決定!

★1950年アカデミー作品賞にノミネートされた、ビリー・ワイルダー監督の名作『サンセット大通り』リメイク決定!ノーマ・デズモンド役にはグレン・クローズが決定!舞台でも同役を演じている。2006-2007年、アメリカ公開。

★50音順 全映画レビュー★

ア行

愛の神、エロス
アップサイド・オブ・アンガー
アビエイター
あぶない奴ら ~Two Guys~
アマデウス
イーオン・フラックス
イカとクジラ
愛しのサガジ
犬神家の一族
イン・グッド・カンパニー
イン・ハー・シューズ

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
美しき野獣
うつせみ
映画に愛をこめて アメリカの夜
英語完全征服
エターナル・サンシャイン
エミリー・ローズ
オールド・ボーイ
狼の時刻
オペレッタ狸御殿
オリバー・ツイスト

カ行

顔のない美女
鏡の中の女
ガス燈
花様年華
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
キャバレー
グッドナイト&グッドラック
クライング・フィスト
クラッシュ
クローサー

県庁の星
コーラス
恋する神父
告発の行方
ゴッドファーザー

サ行

サーティーン
殺人の追憶
サマリア
シカゴ
四月の雪
ジャーヘッド
シリアナ
親切なクムジャさん
シンデレラマン
スウィング・ガールズ
スタンドアップ
ゾラの生涯


タ行

ターミナル
大変な結婚
単騎、千里を走る。
チャーリーとチョコレート工場
ティム・バートンのコープス・ブライド
デュエリスト
天国からの手紙
トロイ


ナ行

ナイル殺人事件
ナショナル・トレジャー
二重スパイ


ハ行

ハウルの動く城
拍手する時に去れ
バッド・エデュケーション
ヒストリー・オブ・バイオレンス
ビヨンド the シー

ブエノスアイレスの夜
復讐者に憐れみを
プルーフ・オブ・マイ・ライフ
ブロークバック・マウンテン
プロデューサーズ
ホテル・ルワンダ

マ行

マグノリア
マザー・テレサ
マシニスト
真夜中の弥次さん喜多さん
ミーン・ストリート
ミュンヘン
ミリオンダラー・ベイビー
みんなのいえ

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
名探偵コナン 14番目の標的
名探偵コナン 世紀末の魔術師
名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
名探偵コナン ベイカー街の亡霊
名探偵コナン 迷宮の十字路
メゾン・ド・ヒミコ
モガンボ
モンスター・イン・ロウ

ヤ行

容疑者 室井慎次
歓びを歌にのせて


ラ行

ラヴェンダーの咲く庭で
ランド・オブ・ザ・デッド
リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
霊 -リョン-
輪廻
レクイエム・フォー・ドリーム
恋愛の目的
連理の枝


そのた・etc...

ALWAYS 三丁目の夕日
B型の彼氏
g@me
JSA
Mr. & Mrs. スミス
Mrs. Henderson Presents
PROMISE 無極
SAYURI
TAKESHIS'
THE 有頂天ホテル
TRICK 劇場版
2046


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2006年04月22日 [00:04] [映画レビュー]2005~ 

歓びを歌にのせて As It Is in Heaven

「歓びを歌にのせて」  5点満点中

監督・脚本:ケイ・ポラック
出演:ミカエル・ニュクビスト/フリーダ・ハルグレン/ヘレン・ヒョホルム/レナート・ヤーケル/ニコラス・ファルク/インゲラ・オールソン

■AWARDS■
★アカデミー賞★
外国語映画賞 ノミネート




■PLOT■
世界的な名声を得ている指揮者のダニエル・ダレウス(ミカエル・ニュクビスト)は、極度のプレッシャーと8年先まで隙間無く埋まっている過密スケジュールのために、精神・肉体共に限界へと達していた。ある時、舞台で倒れたダニエルは、心臓発作により倒れてしまう。スケジュールが空白になった彼は、音楽にはもう関わらず、そして人知れず暮らすために幼い頃過ごした小さな村を訪れる。しかし、彼の名声はこの小さな村にも届いており、ダニエルは村の聖歌隊の指導を頼まれる。ダニエルは断りきれず、しぶしぶ聖歌隊の練習が行われている教会を訪れる。そこでは、歌うことに喜びを感じている様々な人々がいた。聖歌隊の指揮者を引き受けるダニエル。彼らと触れ合ううちに、自らも音楽と触れ合う事に楽しみを感じ、幼き頃からの夢であった「人の心を開かせる音楽を作る」事に生きがいを感じるようになる。しかし、自由奔放なダニエルの姿は閉鎖的な村の男たちにとっては、至極不愉快に映り、ダニエルは非難の的となる。

■COMMENT■
『歓びを歌にのせて』は、私の人生観を変える素晴らしい映画でした。音楽を通して私達観客の心を開花し、生きる喜びは何かと教えてくれました。本作には確固たる魂があり、人々が「生きる」姿がある。スウェーデンで記録的な興行収入をあげて、本作の主題歌でもある「ガブリエラの歌」が何ヶ月もスウェーデンの音楽チャートでトップ10入りを果たし、アカデミー賞の外国語映画部門にもノミネートされた秀作です。

本作の冒頭は、幼い頃のダニエルが眩いばかりの黄金のライ麦畑の中で、バイオリンを弾いているシーンから始まる。画面からこぼれんばかりの圧倒的に美しいライ麦の中で、バイオリンを弾くダニエルは同級生の3人組に苛められる。なぐられ、蹴られ、息子思いである母はダニエルのために別の土地へ引っ越すのであった。母を交通事故で亡くし、狂わんばかりの猛練習で世界的な名指揮者へと成長する。しかし、心臓発作で倒れた彼は、幼い頃のこの忌まわしき思い出の地に戻ってくるのである。廃校を購入し、そこで一人暮らすダニエル。印象的なシーンは、彼は廃校からウサギが地面に積もった雪を掘っている姿を見て、カメラにおさめます。見事にウサギを写真に撮る事が出来た彼は、嬉しくなってガッツポーズで叫びます。ちょっとした幸せを感じたダニエルでしたが、そのすぐ後に何やら怪しい牧師がやって来て、そして先ほどのウサギを殺したダニエルを苛めていた同級生がやってきます。ここが本作の潔いところなのですが、本作は人生の綺麗なところだけを見せるのではなく、例えばこのシーンに見られるように田舎の閉鎖的な部分、人々が背負っている重荷など、負の部分をもあわせて見つめています。そして、その負の部分と正面から向き合う事によって、説得力を増して生きる喜びを語っています。そう、人間が生きる上ではきれい事だけではもちろん済まされずに、様々な問題が生じてくるのです。しかし、それらの問題と正面から乗り越える事によって、生きている事を実感出来るのだ感じました。そう、逃げてはダメなんだと。ダニエルが心臓発作の後に、自らの命の危険性を感じながら、何故故郷に戻ってきたのか…ダニエルは故郷へと向かう車の中で理由が不明だと語っていましたが、私には分かる気がします。幼い頃の苛められた記憶が、きっとダニエルの中で未消化になっていたのでしょう。そして、ラスト近くでダニエルが聖歌隊のメンバーの前で、苛められ、この村から去った過去を語るシーンがありますが、その時に初めてダニエルは暗い過去から解放されたのかもしれません。そう、ダニエルも真正面から自分自身を見つめなおして、自らの問題を自分の力で克服したのです。ダニエルだけなく、聖歌隊のメンバーはいずれも問題を抱えています。商売人のアールは何でも強引で口が悪く自己中心的な性格。リナはかつての男性問題の事で村人から快く思われておらず、ガブリエラは夫に暴力を振るわれており、牧師の妻は教会、そして夫に疑問を持っている。様々な問題が語られる。そのどれもが、今までの音楽映画とは異なる性質を持っており、本作は音楽映画というよりも人間を見つめたドラマである。事実、音楽のシーンは余り登場しません。

ダニエルを演じたミカエル・ニュクビストは大健闘。本作で初めてミカエルさんを見ましたが、役者ですねー。始めて見たからというのもあるかと思いますが、ミカエルさんがダニエルという指揮者にしか見えませんでした。指揮をするシーンは冒頭にしかありませんでしたが、圧倒的な威厳を見せ付けて、少しずつ変わっていくダニエル。見事でした。また、本作を監督したケイ・ポラック監督にも最大級の賛辞を贈りたいと思います。本作で18年ぶりに監督に復帰したそうですが、物語の卓越した構成力と人間ドラマの見せ方に感心しました。本作には特に一気に盛り上がるシーンは無いのですが、力強い骨太のドラマを見ることが出来ました。

私の人生に大きく影響するであろう、大切な1本です。
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2006年04月21日 [04:57] [映画レビュー]1930~1939年 

ゾラの生涯 The Life of Emile Zola

「ゾラの生涯」  5点満点中

監督:ウィリアム・ディターレ
脚本:ノーマン・ライリー・レイン/ヘインズ・ヘラルド/ゲザ・ハーゼック 
出演:ポール・ムニ/ジョゼフ・シルドクラウト/ゲイル・ソンダーガード/グロリア・ホールデン/ドナルド・クリスプ/ルイス・カルハーン

■AWARDS■
★アカデミー賞★
作品賞 受賞
助演男優賞 ジョゼフ・シルドクラウト 受賞
脚本賞 受賞

監督賞 ウィリアム・ディターレ ノミネート
主演男優賞 ポール・ムニ ノミネート
助監督賞/原案賞/美術賞/作曲賞/録音賞

★ニューヨーク映画批評家賞★
作品賞 受賞
主演男優賞 ポール・ムニ 受賞


■PLOT■
1862年、フランス・パリ。小説家であるエミール・ゾラ(ポール・ムニ)は画家であるセザンヌと一緒にある家の屋根裏部屋を借りて、極端に生活費を切り詰めた貧乏生活を送っていた。その日の食べるものにも困り、暖炉にくべる薪も無かったが、情熱だけは燃やしていた。ある日、下町で偶然であった娼婦を描いた小説「ナナ」が爆発的に売れ、ゾラは一躍著名人へとなる。その後も著書が次々とベストセラーになっていく。大きな家を買い、豪奢な生活を送るゾラ。そんな中、ゾラの生活ぶりを見ていたセザンヌはゾラに失望し彼の元から去っていく…その一方、大文豪の仲間入りへとなる「フランス・アカデミー会員」へ推薦される事が決まったゾラ。もはや欲しいものは全て手に入れたと豪語するゾラであったが、ゾラのもとを一人の夫人が尋ねてくる。ドレフュス大尉がドイツの通牒者であるとの疑いで逮捕され、世間を圧倒的に騒がせている通称「ドレフュス事件」にて逮捕されたドレフュス大尉の夫人であった。ドレフュス夫人は、夫は必ず無実であり、冤罪で悪魔島に幽閉されていると言う。無実である証拠もあると。そして、ゾラにこの事件について、誌上にて政府に抗議して欲しいと願い出る。しかし、ゾラは「フランスアカデミー会員」に推される事が決まっているために、ここでドレフュスの見方になると国賊とみなされると考え、夫人に協力を断るのであった…

■COMMENT■
「伝記の雄」と呼ばれたウィリアム・ディターレ監督によるエミール・ゾラとドレフュス事件を描いた作品である。「伝記の雄」と呼ばれたディターれ監督の作品にも関わらず、残念ながら歴史の観点に注目を当てると粗野に描き過ぎているとの印象を受けるし、もうちょっとドラマティックに、映画的な盛り上がりがあっても良かったのではなかったかと思う。もうちょっとゆっくり、1つ1つ丁寧に、そして伝記ものは歴史に忠実に、描いていただければ更に良くなったのではないかと思います。そうは言っても、エミール・ゾラが侮辱罪において法廷に召喚された時の緊張感はたまらなかった。これぞ手に汗握るといった感じでした。

史実では、ドレフュス事件の被害者であるドレフュス大尉はユダヤ人であり、多少気取り屋で高慢なところがあり、有能な仕官であった事から、真犯人によってドレフュスの筆跡を真似られて偽装文章を作成され、逮捕される事となる。しかし、本作では彼がユダヤ人だということには触れられておらず、彼の性格についても正確に描かれていない。ドレフュスという人間を大分脚色していたようである。確かに、エミール・ゾラよりも脚色されたドレフュス大尉の方が格段に感情移入し易く、題名の「ゾラの生涯」にも疑問を持つほど、ドレフュスの存在を感じました。やはり、昔の映画はいいですね。音楽や下手な映像技術に一切頼らず、正統派で責めてきますので出演者たちの演技が際立ちます。特に、エミール・ゾラを演じたポール・ムニは役ごとに本当にばける俳優さんだなぁと驚きました。ポール・ムニの生涯で最も素晴らしい演技なのではないでしょうか。法廷でのドレフュス無罪を演じるシーンは画面を通して、観客である私の心にまで大きく響き、自然に涙が流れてしまいました。ドレフュスを演じたジョゼフ・シルドクラウトは本作でアカデミー賞を受賞しているドイツの俳優さんです。威厳ある演技を見せていましたが、個人的には受賞レベルまでのインパクトは無く、特に出番も多いわけではないので、アカデミー史上、驚きの受賞の一つに数えられています。本人もアカデミー賞を受賞出来るとは思っていなかったそうで、アカデミー賞授賞式の日には既にベッドに入っていて、壇上で自分の名前が呼ばれ、電話で呼び出され授賞式に出席したとのエピソードが残っています。今でさえ、アカデミー賞は何時間も続く豪奢な式になっていますが、昔は簡素なパーティー形式。こんな微笑ましいエピソードもあるんですね。

結局はアカデミー賞作品賞を受賞してはいますが、やはり時間をかけてドレフュスの背景をもっと深く丁寧に描いていればと俳優が健闘していただけに悔やまれます。人物造形をもっともっと深く掘り下げないと、観客は余り感情移入出来ないので、残念でした。ただ、物語自体は現代でも通ずる普遍性を持っていて、大変楽しめる大人な映画へと仕上がっています。

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2006年04月20日 [04:53] [映画レビュー]韓国映画 

英語完全征服

「英語完全征服」  5点満点中

監督:キム・ソンス
脚本:キム・ジヨン/ノ・ヘヨン/チェ・ヒデ/キム・ソンス
出演:イ・ナヨン/チャン・ヒョク/アンジェラ・ケリー/ナ・ムニ/キム・ヨンゴン/キム・ヨンエ/キム・インミン/ムン・ミボン/イ・ボムス/ユ・ヘジン/チョン・ジェヒョン

■PLOT■
公務員のナ・ヨンジュ(イ・ナヨン)は、多少なりとも妄想癖があり、新聞のスポーツ欄の占いコーナーを読む毎日。自分の魅力を世の中が分かってくれないと嘆くヨンジュであるが、実際は至って普通な生活を送っていた。ある日そんなヨンジュが働く市役所に外国人が現れ電話代の料金についてあれこれおヨンジュに質問する。もちろん答えられないヨンジュと市役所の職員たち。その日の飲み会で、「市役所には英語をしゃべる奴がいなくてはいけない!」との事により、英語完全征服者に選ばれたヨンジュは英会話学校で英語を学ぶ事となる。しかし、英会話学校で出会ったムンス(チャン・ヒョク)に心を奪われたヨンジュは、ムンス事自分が待ち望んだ男だと信じ、「愛する女には英語で告白する」とのムンスの言葉を頼りに、ヨンジュは必死に英語完全征服に向けて、猛勉強する。

■COMMENT■
『僕の彼女を紹介します』のチャン・ヒョクと『小さな恋のステップ』のイ・ナヨン主演のコメディ映画。典型的なロマンス映画でもあり、若干展開が単調ではあるが、韓国の英会話事情も垣間見え、英会話の上達方法まで学べてしまう本作はオトク☆かもしれません。韓国でも日本でもお隣の国同士、国民性も多少なりとも共通する部分があるのでしょうか。英語で質問されて意味も分からずに「yes,yes」と答えてしまうヨンジュ。また、質問が分からないと笑ってごまかすヨンジュ。自分を笑っているのかと思い「何がおかしいんだ?」と怒るアメリカ人。確かに、アメリカの感覚ではこれはご法度ですね。このように、日本人でも見受けられる英語事情が韓国でも同じなのかと知り、韓国にちょっと親近感が湧きました。日本の英語レベルも相当低いとは思いますが、韓国も余り変わらないんだなぁ。しかし、1点だけ思ったのが、アメリカ人(のことしか分からないので、敢えてアメリカ人と呼ぶ)は、どうして英語が公用語で無い国でも平然と英語を使って離しかけてくるんだろう?そして、英語を喋らないと「なーんだ」みたいな顔をする…「郷に入っては郷に従え」ですよ!

初めてイ・ナヨンさんを見ましたが、彼女の魅力満載のステキな映画に本作は仕上がっており、彼女の力で110分ある上映時間をぐいぐいと引っ張って行っている感じを受けました。演技もコミカルな演技とドラマ演技という全く異なる性質を持つ演技の使い分けがきちっとできる女優さんですね。一方、チャン・ヒョクさんは残念ながら他作品の男性主人公に比べて余り魅力に欠けるのかなぁという感じは否めませんでした。何故か?①あんまりかわいくない?②わりと簡単に手に入る感じがする。要は、敷居が低い感がたっぷりなのである。なので、魅力たっぷりなヨンジュがムンスを追いまくる事が、ちょっとイタイのである。だって、ヨンジュも眼鏡で多少は平凡な女性を演出しているが、スタイルの良さや整った顔を隠すことは出来ず、明らかに美人だからだ。

僕の中で大笑いしてしまったのが、これは韓国語が良く分からないとちょっと難しいかもしれないのですが、英会話学校の女性教師であるキャシーが生徒に話しかける時に一切敬語を使わないのである。というか…使えないのです。常に命令している口調で、「おまえ」とか平然とした顔で使うのである。これにはうけた。笑って、ちょっと胸を揺さぶるシーンもあり、楽しめました。ただ、僕としてはロマンス映画に関しては男女に魅力が無いとつまらなくなってしまうので、チャン・ヒョクさんだけはイマイチ馴染めなかったかなぁといった感じでした。

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2006年04月19日 [23:53] [アカデミー賞 2006年]助演女優賞 

2006年アカデミー賞 助演女優賞 ノミネート&受賞予想 4月



★助演女優賞★
4M
ノミネート充分狙える!------------------------------------------
1. ジュディ・デイビス 『Marie Antoinette』
2. ロビン・ライト・ペン 『Breaking and Entering』
3. メリル・ストリープ 『A Prarie Home Companion』
4. ジェニファー・コネリー 『Little Children』
5. ジュディ・デンチ 『Notes on a Scandal』
------------------------------------------------------------
ノミネート可能性あり!------------------------------------------
6. ジェニファー・ハドソン 『Dreamgirls』
7. パトリシア・クラークソン 『All the King's Men』
8. リリー・トムリン 『A Prarie Home Companion』
9. ヘレン・ミレン 『America』
10. マリア・ベロ 『World Trade Center』
------------------------------------------------------------
授賞式までに巻き返せ!----------------------------------------
11. アンジェリーナ・ジョリー 『The Good Shepherd』
12. ジル・クレイバーグ 『Running with Scissors』
13. スカーレット・ヨハンソン 『The Black Dahlia』
14. ジェーン・アレキサンダー 『Fur』
15. エレン・バースティン 『The Fountain』
16. ヒラリー・スワンク 『The Black Dahlia』
17. ヴァージニア・マドセン 『A Prarie Home Companion』
18. ヴェラ・ファーミガ 『The Departed』
19. スカーレット・ヨハンソン 『The Plestige』
20. ローラ・リニー 『Breach』
21. ジョーン・キューザック 『Friends with Money』
22. グウィネス・パルトロウ 『Running With Scissors』
23. レイチェル・ワイズ 『The Fountain』
24. ジャネット・マクティア 『ローズ・イン・タイドランド』
25. シガニー・ウィーバー 『Snow Cake』
26. エマ・トンプソン 『Stranger Than Fiction』
27. ジュリアン・ムーア 『I'm Not There』
28. ダイアン・レイン 『Hollywoodland』
29. キャサリン・オハラ 『For Your Consideration』
30. ヘレン・ハント 『Bobby』
------------------------------------------------------------

3M
--------
1位
NEW
3位
4位
5位
--------
--------
8位
7位
12位
2位
10位
--------
--------
11位
6位
9位
14位
13位
16位
29位
15位
19位
20位
21位
22位
23位
NEW
17位
26位
18位
28位
NEW
30位




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2006年04月19日 [01:48] [映画レビュー]2005~ 

スタンドアップ North Country

「スタンドアップ」  5点満点中

監督:ニキ・カーロ
脚本:マイケル・ハイツマン
出演:シャーリズ・セロン/フランセス・マクドーマンド/ショーン・ビーン/ウディ・ハレルソン/ミシェル・モナハン/リチャード・ジェンキンス/シシー・スペイセク

■AWARDS■
★アカデミー賞★
主演女優賞 シャーリズ・セロン ノミネート
助演女優賞 フランセス・マクドーマンド ノミネート

★イギリス・アカデミー賞★
主演女優賞 シャーリズ・セロン ノミネート
助演女優賞 フランセス・マクドーマンド ノミネート

★ブロードキャスト映画批評家賞★
主演女優賞 シャーリズ・セロン ノミネート
助演女優賞 フランセス・マクドーマンド ノミネート

★ゴールデン・グローブ賞★
主演女優賞 ドラマ部門 シャーリズ・セロン ノミネート
助演女優賞 フランセス・マクドーマンド ノミネート

★映画俳優組合賞★
主演女優賞 シャーリズ・セロン ノミネート
助演女優賞 フランセス・マクドーマンド ノミネート

■PLOT■
1989年、ジョージー(シャーリズ・セロン)は夫に暴力を振るわれる生活に耐えられなくなり、2人の子供を連れて故郷である北ミネソタの実家に帰る。しかし、閉鎖的な土地柄であるミネソタではシングル・マザーであり、2人の子供の父親も違うジョージーに対する態度は冷たかった。母親アリス(シシー・スペイセク)は娘を優しく見守るが、父親ハンク(リチャード・ジェンキンス)の娘に対する態度は、限りなく冷たいものがあった。両親の元でいつまでも生活をしていられないと悟ったジョージーは旧友のグローリー(フランセス・マクドーマンド)の誘いにより、彼女が働いている鉱山で働く事を決意する。しかし、鉱山には女性の居場所は無く、男性たちから不当な扱いを受け、次第に性的迫害を受けていく事となる。しかし、ジョージーは愛する2人の子供のために鉱山で働き続けるが、ある時ジョージーはレイプされる。耐えられなくなったジョージーは、現状を黙認している会社に対して訴訟を起こす事を決意する。

■COMMENT■
本作は実話を基にしており、全米で初めて集団セクハラ訴訟を起こした事件を描いている。ここ10数年で大きな問題となった「セクハラ」であるが、それ以前は「セクハラ」という概念さえなかったのである。本作では「性的迫害」という大きな問題に対して、マジメに取り組んでいる。「セクハラ」に焦点を当てているだけあって、見るのに苦しいシーンが多数あり、常に男性社会から迫害を受けるジャージーを2時間続けて見せられるので、鑑賞後はどっぷり疲れてしまいました。本作ではシャーリズ・セロン演じるジャージーを徹底的に男性社会においての被害者として認識しており、登場してくる男性はほとんど悪者として描かれている。

撮影や演技は大変良かったのだが、ニキ・カーロ監督の演出が明らかに力不足で、作り方によっては「ノーマ・レイ」のような傑作になれた作品を、平凡な1本へとさせてしまった。後半のジャージーの心理描写が極端に欠けていて、いまいち彼女にのめりこむ事が出来ず、後半の感動的なシーンも余り感心しませんでした。また、映画的山場が一切無く、常にジャージーサイドで淡々とジャージーは被害者なんですよという事実だけを追って観客に提示しているために、どこか本作には嘘が存在しているような気がしてなりませんでした。もちろん、ジャージーは被害者であるのは私にも分かりますし、男性が今では違法な態度でジャージーに性的迫害をしていたのでしょう。しかし、その描き方がどこか一方的で、ジャージーは被害者であるという事を印象付けるために、次々とジャージーを不幸な出来事が襲うので、この描き方にはイライラが募りました。ジャージーの内面をもっともっと丁寧に、彼女が男社会で迫害された事に対してどう感じたのか。悔しかったら、どのように悔しかったのか…その辺りをもっと描いてくれれば。俳優人が大変検討していただけに、非常に残念である。前作の『クジラ島の少女』は大変良かったのですが…ただ、この監督は映画的盛り上がりを作るのはいつも苦手なようです。

シャーリズ・セロンとフランセス・マクドーマンドは壮絶な体当たりの演技でアカデミー賞にノミネートされました。セロンはどんな役を演じても大変美しく・魅力的。でも、役に説得力を持たせる事が出来て、本当に上手な役者さんだと感心しました。マクドーマンドは鉱山で働く女性を生き生きと演じ、後半は彼女は病気になり台詞がなくなりますが、車椅子に座り、目や表情で感情を的確に表現し、相変わらずの芸達者ぶりでした。また、ジャージーの父親を演じたリチャード・ジェンキンスも大変重厚に重みのある名演を見せていましたが、そんな父親の行動に一つ疑問が。ジャージーに冷たく振舞う父親であったが、そんな夫に見かねてジャージーの母であり妻アリスは家を出て行きます。そしたら、完全に心を入れ替えたのか、ジャージーに100%味方する父親。あれほど冷酷にジャージーに対して冷たくしていたのに、妻が出て行っただけで娘の見方になる父親。なんか薄っぺらいし、嫌だ、こんなお父さん。

盛り上がりに欠けるので上映時間の長さは多少だるいですが、大真面目に「セクハラ」問題にを取り組んだ女性映画です。

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    日本一早いアカデミー賞ノミネート&受賞予想、年代を問わない数々の作品のレビュー。
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