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2006年04月02日 [04:07] [映画レビュー]2005~ 

イカとクジラ(仮題) The Squid and the Whale

「イカとクジラ(仮題)」  5点満点中 

監督:ノア・ボーンバッハ
出演:ジェフ・ダニエルズ/ローラ・リニー/ジェシー・アイゼンバーグ/オーウェン・クライン/ハリー・ファイファー/アンナ・パキン/ウィリアム・ボールドウィン

■AWARDS■
★アカデミー賞★
脚本賞 ノミネート

★イギリス・アカデミー賞★
脚本賞 ノミネート

★ブロードキャスト映画批評家賞★
作品賞 ノミネート
作曲賞/サウンドトラック賞 ノミネート

★ゴールデン・グローブ賞★
作品賞 ミュージカル/コメディ部門 ノミネート
主演男優賞 ミュージカル/コメディ部門 ジェフ・ダニエルズ ノミネート
主演女優賞 ミュージカル/コメディ部門 ローラ・リニー ノミネート

★ロサンゼルス映画批評家賞★
脚本賞 受賞

★ナショナル・ボード・オブ・レビュー★
脚本賞 受賞

★全米映画批評家賞★
脚本賞 受賞

★ニューヨーク映画批評家賞★
脚本賞 受賞

★全米脚本家組合賞★
脚本賞 ノミネート

■PLOT■
ブルックリンに住む中産階級の4人家族。高校生のジェシー(ジェシー・アイゼンバーグ)の父ベルナルド(ジェフ・ダニエルズ)は、売れない作家。作家としては食べていけないので大学で授業を行っている。母ジョーン(ローラ・リニー)は、映画評論家。近頃ニューヨーカー誌に記事が掲載され、売れ始めてきた。弟フランク(オーウェン・クライン)はプロのテニスプレイヤーになる事を夢見る中学生。ある日、ジェシーとフランクは両親から突然離婚する事を告げられる。親権は父・母両方が持つ事になる。ジェシーは父ベルナルドから母ジョーンが4年前からフランクのテニスコーチ・アイバン(ウィリアム・ボールドウィン)とフリンしていた事を知らされ、母親嫌いに。フランクは両親の離婚をきっかけに、酒を飲み奇怪な行動を繰り返すようになる…

■COMMENT■
ボーンバッハ監督の自伝的作品である。作風自体は笑いの要素を一切省いているが、コメディである。テンポは非常に軽快であり、巧妙に構成され、観客の心を鷲づかみにしてあっという間にエンドロールまで進んで行く。本作の主人公は高校生のジェシーである。ジェシーは幼い頃にニューヨークの自然博物館で見た「イカ」と「クジラ」が絡み合い格闘している大きな模型を見て、それ以来その「イカとクジラ」を自らの父と母に重ね合わせている。ジェシーの「イカとクジラ」に対する思いは恐怖であった。父とは母この「イカとクジラ」のように毎日喧嘩し、いがみ合っている。ジェシーはそんな両親の離婚から初めての彼女との出会い・別れ、様々な事を体験し、ラストシーンで幼少のとき以来、「イカとクジラ」に対峙する。そこで、ジェシーはこう思うのだ。両親も人間なんだと。ジェシーは完璧な両親をどこかで求めており、自分の理想とはかけ離れている両親をどこかで許せないでいたのだ。しかし、再び「イカとクジラ」と両親を重ねる事により、両親も人間なんだ。欠点はあるんだと両親を人として見つめる事が出来る、そんな構成になっている感動傑作だ。

父ベルナルドは母ジョーンを見下している。これは明らかだ。しかし、最近、妻が売れ始めてきて立場が逆転し始めている。それがベルナルドにとっては許せない。負けず嫌いなのだ。冒頭シーンにて如実に現れているが、テニスのゲームにてジョーンを集中的に狙い、こてんぱんにやっつける。これには思わず苦笑い(笑)または、息子と卓球をやるシーンがるが、息子に負かされているだけで、本気でキレる(笑)ベルナルドはただ単にプライドが高いだけであって、ジョーンの事を愛していたんだと思う。私は鑑賞していて節々にそれを感じました。そして、ジョーンは既にベルナルドの気持ちに応えられなくなっている。ちょっと淋しいですね。

ジェフ・ダニエルズとローラ・リニーの演技は絶好調。ジェフ・ダニエルズは目の使い方や台詞回し、彼の一挙一動において今までベルナルドがどんな人生を送ってきたか想像出来る。妻の不倫相手が文学や映画を知らないただのスポーツ馬鹿だ!なんて、台詞で言わなくてもベルナルドが思っている事くらい分かってしまう、そんな演技でした。父親として息子を束縛するけど、実は愛情の裏返しなんだよみたいのも伝わってきた。なんとも味のある演技でした。ローラ・リニーに関しても、近年は彼女は大変調子がいいですね!ジェシーのギターの発表が終わり、食事に誘うシーン。ベルナルドと対峙するシーン。ベルナルドとジョーンの奥深くまでの関係が見える透き通った演技。大変良かった。

ノア・ボーンバッハ監督が担当した脚本も各賞を賑わせただけあって、大変緻密に構成された良質の本でした。台詞がいいんですね。

鑑賞して間違いなしの本作、日本の公開は10月予定。配給はソニーです。もっと早く公開してもらって、早くDVDが欲しいな。

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