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2006年04月04日 [03:51] [映画レビュー]2005~ 

グッドナイト&グッドラック Good Night & Good Luck

「グッドナイト&グッドラック」  5点満点中 

監督:ジョージ・クルーニー
出演:ディビッド・ストラザーン/ジョージ・クルーニー/ジェフ・ダニエルズ/パトリシア・クラークソン/ロバート・ダウニー・Jr./フランク・ランジェラ

■AWARDS■
★アカデミー賞★
作品賞 ノミネート
監督賞 ジョージ・クルーニー ノミネート
主演男優賞 ディビッド・ストラザーン ノミネート
脚本賞/撮影賞/美術賞 ノミネート

★イギリス・アカデミー賞★
作品賞 ノミネート
監督賞 ジョージ・クルーニー ノミネート
主演男優賞 ディビッド・ストラザーン ノミネート
助演男優賞 ジョージ・クルーニー ノミネート
脚本賞/撮影賞/編集賞 ノミネート

☆ボストン映画批評家賞☆
撮影賞 受賞

★ブロードキャスト映画批評家賞★
作品賞 ノミネート
監督賞 ジョージ・クルーニー ノミネート
主演男優賞 ディビッド・ストラザーン ノミネート
脚本賞/ベスト・アンサンブル・キャスト賞 ノミネート

★全米監督組合賞★
監督賞 ジョージ・クルーニー ノミネート

★ゴールデン・グローブ賞★
作品賞 ドラマ部門 ノミネート
監督賞 ジョージ・クルーニー ノミネート
主演男優賞 ドラマ部門 ディビッド・ストラザーン ノミネート
脚本賞 ノミネート

★ロサンゼルス映画批評家賞★
撮影賞 受賞

★ナショナル・ボード・オブ・レビュー★
作品賞 受賞

★全米俳優組合賞★
主演男優賞 ディビッド・ストラザーン ノミネート
ベスト・アンサンブル・キャスト賞 ノミネート

★全米脚本家組合賞★
脚本賞 ノミネート

■PLOT■
1950年代初頭、ウィスコンシン州から選出されていた上院議員のジョゼフ・マッカーシーによって、共産主義者をアメリカから追放する『赤狩り』が猛威を振るっていた。人々は『赤狩り』の恐怖に震え、自殺する者さえ出ていた。そんな中、CBSのニュースキャスター、エドワード・マーロウ(ディビッド・ストラザーン)とマーロウの担当する番組のプロデューサー、フレンドリー(ジョージ・クルーニー)は、番組の中でマッカーシーを取り上げ、彼に毅然と立ち向かう事を決める。しかし、二人は上層部から圧力をかけられる…

■COMMENT■
本作は2005年の傑作の一つである。
演出・演技・撮影・脚本・編集・美術のいずれもが美しく実に見事であり、これほどまでに緻密に構成された映画であるならば、もはや本作の成功は早くの段階で決定していたであろう。

1950年代にアメリカに吹き荒れた忌まわしき『赤狩り』がテーマの話である。『赤狩り』とは、共産主義者を取り締まる事。今風に言えば、『リベラル』な考え方を持った人間を取り締まる事である。この『赤狩り』は庶民はもちろん、各著名人にまで被害を及ぼし、例えばチャールズ・チャップリン、キム・ハンター、ウィリアム・ワイラーなどなど映画人までもが取締りを受けている。現にチャップリンを例に取れば、『赤狩り』以降アメリカに戻ってくるまでに20年以上かかっている。『赤狩り』と言っても、共産主義者だけを取り締まるのではなく、『赤狩り』を絶対的な権力で推奨したジョゼフ・マッカーシー上院議員に対抗した者全てが共産主義者とみなされたというから話はひどい。そんなマッカーシー議員に真正面から対抗したマーロウは信念に燃える熱い男だったのでしょう。公共の電波を使い、上院議員を真正面から責めるのですから、それ相応の覚悟はもちろん、マーロウも「赤」と見なされてしまうのは容易に想像出来る事。マーロウの勇気は今でもアメリカで語り継がれているとの事。民主主義の中で、自由な言論社会でないという不条理さを胸に、マーロウはマッカーシーに挑んだのである。心から敬服しました。

本作はアカデミー賞にて6部門ノミネートされるなど、素晴らしい快挙を成し遂げました。ジョージ・クルーニーの演出は、2作目とは思えないほどの素晴らしい出来。静かに淡々と盛り上げていく演出は目を見張りました。無駄なカットや音楽は一切なく、非常にシャープで且つテンポが良く物語りは進んで行きました。ディビッド・ストラザーンという俳優に本作で初めて注目しましたが、いやはやびっくり。ドライで乾いた演技。決して自らの感情を外には出さず、内に秘めた信念で生きるマーロウを見事に演じていました。(余談ですが、ストラザーンは役者顔でなんともいい声を持っているので、お気に入り俳優の一人になったほど。)他にもパトリシア・クラークソンやジェフ・ダニエルズ、フランク・ランジェラなどなど良い俳優が様々集めっているが、マーロウの独断場のシーンが多く、またマーロウをどうしても注目させるような撮り方・演出になっているので、ストラザーンファンとしては大変おいしい。白黒の撮影も大変美しく、物語の構成も実に上手い。

本作は1950年代の「赤狩り」をモチーフにして入るが、現代の言論統制に大きなメッセージを与えている。クルーニー監督が現在のアメリカ政府に対して大いなる不満を持っている事は明白であった。クルーニー監督は今のアメリカには否定的な立場であっても、本作を機に少しずつ言論の場が広がり、アメリカの立位置が変わっていく事を私も切に願うばかりです。

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