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2006年04月06日 [23:13] [映画レビュー]韓国映画 

二重スパイ

「二重スパイ」  5点満点中 

監督:キム・ヒョンジュン
出演:ハン・ソッキュ/コ・ソヨン/チョン・ホジン/ソン・ジェホ


■PLOT■
1980年代、北朝鮮の工作員イム・ビョンホ(ハン・ソッキュ)は、韓国に偽装亡命する。ビョンホの偽装亡命を疑う韓国の国家安全企画部は、ビョンホを拷問にかけ執拗に偽装亡命でないか追求するが、ビョンホは全ての取調べにも耐え、徐々に信頼を勝ち得ていく。その二年後、正式に韓国の国家安全企画部に採用されたビョンホに、北朝鮮より指令がくだる。その指令とは、ラジオ局の女性アナウンサー・スミ(コ・ソヨン)に接触せよとの事だった。そして、彼女もまた北朝鮮のスパイであった…二人は恋人関係を装い、面会を重ねていくのであるが、あるところから、ビョンホに再び偽装亡命の疑惑が持ち上がる…

■COMMENT■
未来を描いた「シュリ」のようなアクション映画かと思えばそうでもない。「JSA」のような現代の南北の問題を描いた作品でもない。本作では過去の北朝鮮スパイにスポットを当て、亡命した工作員の人生を描いている人間ドラマなのである。序盤からラストまで2時間、常に緊張の連続であり、これは北朝鮮工作員であるイム・ビョンホの心情を表しているのではなかろうかと考える。ビョンホは我々の想像を遥かに越える緊張の中で、韓国での日常生活を送っていたのであろう。民主主義の社会で生まれ育った私には理解出来ない心情であった。ただ私は韓国の機密情報を盗むスパイのビョンホに同情してしまいました。北朝鮮で生まれ、工作員として生きたビョンホ。ビョンホの「死ねと言われたら死ななくてはいけない」という印象的な台詞。何のために、自分に何の得が合ってスパイ活動をしているのか…南にも北にも居場所がなくなってしまうビョンホ。心を打たれました。

ビョンホを演じたハン・ソッキュ。無表情では無いんだけれど、偽装亡命したスパイの悲哀を的確に表現している。役柄自体は余り抑揚が無いが、ビョンホの揺れ動く心情をいぶし銀の演技で演じている。非常に好感を持ちました。ラストシーンはとっても切なく、胸に迫り来るものがあります。

それにしても、南も北も同じ民族同士なのに、生まれた場所が違うだけで、どうしてこれほどまでに生き方に差が出てきてしまうのであろう。その事実が私個人的には非常に残念でしょうがない。本作を鑑賞し、戦争・軍隊・スパイなどくだらないものは全て無くなり、切に列島が統一される事を強く思いました。
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