スポンサー広告 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2006年04月10日 [01:18] [映画レビュー]2005~ 

プロデューサーズ The Producers

「プロデューサーズ」  5点満点中 

監督:スーザン・ストローマン
出演:ネイサン・レイン/マシュー・ブロデリック/ユマ・サーマン/ウィル・フェレル/ゲイリー・ビーチ/ロジャー・バート


■AWARDS■
★ブロードキャスト映画批評家賞★
コメディ映画賞 ノミネート
ベストサウンドトラック賞 ノミネート

★ゴールデン・グローブ賞★
作品賞 ミュージカル/コメディ部門 ノミネート
主演男優賞 ミュージカル/コメディ部門 ネイサン・レイン ノミネート
助演男優賞 ウィル・フェレル ノミネート
作曲賞 ノミネート 


■PLOT■
1959年ニューヨーク。かつてはブロードウェイで名を馳せた名プロデューサー・マックス(ネイサン・レイン)。そんなマックスも今やプロデュースする作品がなかなか当たらず、栄光はかつてのものとなっていた。自らのプロデュース作『FUNNY BOY』が興行的に大失敗を喫した後、会計士のレオポルド(マシュー・ブロデリック)が、マックスの事務所に帳簿を調べにやってくる。すると、『FUNNY BOY』の公演に際し不正帳簿を発見する。しかし、そんなレオポルドに一つのアイデアが浮かんでくる。大コケする作品を作れば作るほど、結果的にお金は儲かる。そのカラクリを発見した彼は、マックスに急き立てられ、二人でパートナーとなり始めから大コケする作品を作る事を決める。そのためには史上最低の脚本・演出家・キャストが必要であった。

■COMMENT■
かつて1968年にメル・ブルックス監督・脚本により映画化され、アカデミー賞脚本賞受賞、助演男優賞ノミネート。そして、演劇版ではトニー賞12部門咲いた受賞を果たし、トニー賞受賞キャストで完全映画化されたのが本作である。監督のスーザン・ストローマン、主演のネイサン・レイン、マシュー・ブロデリックは舞台版から続投した。まず、一番最初のナンバーはネイサン・レイン演ずるマックスの大コケ作品『FUNNY BOY』を上演している劇場から客たちが中座し出てきて、作品に難癖をつけ、マックスは最低だ!なんて観客が歌うものである。この最初ナンバーはまるで東宝制作の帝国劇場のミュージカルの出だしのようでこれからどんな物語が展開されるのだろうと見ていてわくわくしてきました。そして、マックスの事務所にマシュー・ブロデリック演じるレオポルドが尋ねてくるシーン。ここでも自然にミュージカルナンバーへと入り、更に期待は高まります。そして、ヒトラーを崇拝する男とあったり、おばあちゃん達と歌い踊り、「ヒトラーの春」なんて演劇を作り…なんてオリジナル版を見ているので、ドキドキワクワク・テンポ良く進む展開に胸は高まる・・・ハズだった。全体を通して本作には非常に残念な点が一つある。それは、監督のスーザン・ストローマンである。演出自体はもう軽快で滑稽で大変良かったのであるが、完全に本作は『舞台』になってしまっていた。本作をそのまま舞台で鑑賞すれば5点満点の評価を惜しみなくさせて頂きましたが、本作は『映画』である。映画であるが上に、出演者たちの演技は舞台上で演じられているかのごとく、大げさで常にジタバタじたばた・・・舞台であったら、オーバーアクティングは当然であるので、全体との流れと融和してこういったタイプの演技でも非常に楽しめるのであるが、映画だとダメである。これが本作を台無しにしてしまった。それに加えて常にナンバーが流れているような状況でしたので、見ていて非常に疲れてしまった。舞台でしたら、インターミッションもありますし、その場の雰囲気でついていけるのですが。本作の監督は舞台の感覚のまま映画も監督してしまったようです。出演者たちも常に動き回り、ミュージカルナンバーも常に流れて、もう大慌て。『シカゴ』を監督したロブ・マーシャルも舞台版と映画版を手掛けているが、彼の場合は舞台と映画の違いを明確に認識しており、例えば舞台では名ナンバーといわれているものでも映画版では省略したり、演技も映画俳優をメインに起用し、テンポを大事に間も大事にした。これが、本作でも欲しかったです。

本作ではユマ・サーマンがマックスの事務所で働くスウェーデンから来た女役で出演していますが、これは完全なミスキャスト。歌も下手なら、踊りも出来ない。表情も一人だけこわばっていたし…最初はニコール・キッドマンが配役されていましたが、急遽ユマ・サーマンへとチャンジしたといういわくつきの役柄。あえて、ユマ・サーマンを使わずに名の知れていない歌って踊れる舞台女優をキャスティングすれば良かったのではないかなぁと思います。セントラル・パーク等で撮影されたオープンロケのシーンが前後のシーンと比較し、かなり浮いていました。やっぱりミュージカルはセットでないとダメなんだと確信した次第です。

全体を通してメル・ブルックスが書いたわりには笑えませんでした。しかし、ミュージカルファンの方々にとっては、大いに楽しく魅力的な作品に仕上がっているのではないかと思います。序盤は余り作中の中に踏み込めないかもしれませんが、中盤辺りから劇場でも笑いがちらほら。家でTVで見るよりかは、劇場で見た方が大満足の本作。興味をお持ちの方は、是非劇場へ足を運んでみてください!
スポンサーサイト

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 

    日本一早いアカデミー賞ノミネート&受賞予想、年代を問わない数々の作品のレビュー。
    当ブログで独自に設立した映画賞、FAAのブログ。



    当ブログを気に入って頂けた方はポチッとお願いします↓↓↓
    にほんブログ村 映画ブログへ

    50音順映画レビューは↓↓↓

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。