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2006年04月12日 [10:49] [映画レビュー]韓国映画 

四月の雪(原題「外出」) April Snow

「四月の雪」  5点満点中 

監督:ホ・ジノ
出演:ペ・ヨンジュン/ソン・イェジン/イム・サンヒョ/リュ・スンス/キム・グァンイル



■PLOT■
妻の交通事故の知らせを聞いたインス(ペ・ヨンジュン)は病院へと駆けつける。その廊下には、夫が交通事故で搬送されているソヨン(ソン・イェジン)がいた。二人の伴侶は同じ車に乗車しており、その後の調べでインスの妻とソヨンの夫は不倫関係にあったという事実が発覚する。伴侶に対し、複雑な心情がこみ上げるインスとソヨン。怒りとも悲しみともつかないその心情を背景に、いつしかインスとソヨンの二人は惹かれあっていく…




■COMMENT■
ヨン様来日中、東京国際フォーラムでジャパンプレミアが開かれ、僕は意気揚々とプレミアの前に国際フォーラムで開催されたマスコミ向け試写に乗り込んだが…まず驚いたのが客席の空席の多さ。50%も埋まっていなかった。そりゃ、マスコミ関係の皆様もお忙しいとは思いますが、幾らなんでもあのヨン様なのに、このガラガラ加減は何!?と目を疑ってしまいました。結局、僕が鑑賞した後に開催されたジャパン・プレミア自体は盛り上がったようですが…結果として、興業自体は韓国映画としては大成功を収め、さすがヨン様パワーを感じました。

作品自体は、完全に空回り。全てがかみ合っていないのである。まず、余りに物語を淡々と描いているので、主演の二人の心情が我々観客に伝わってこない。主人公たちが実際に何を考えて行動しているのか、どう思っているのか…それが伝わってこないがために、主人公二人に共感出来ず、良くわからない人の物語なんか見てもまったく面白くないのである。それに輪を掛けるかのごとく、主人公二人がそれを演技で全くカバー出来ていないのである。ペ・ヨンジュンはよく言えば安定感はあるものの、表情は常に同じで、感情が一切無い。ソン・イェジンは、不倫され、夫の不倫相手の夫(=ペ・ヨンジュン)との恋愛との狭間で苦悩しているようには全く見えず、ただただ幼稚に何も考えずに行動する幼稚園生のような印象を受けた。二人とも役柄に更に深みを加えることが出来ていないので、ここでも力不足は否めず。更に輪を掛けるかのごとく、非常に苛立ちを感じる微妙な編集と、監督が主演の二人のやり取りの間にもたらす微妙な「間」。そして、監督による「アップ」の多様。表情の無い方々のアップを映してもしても苛立ちを感じるだけ。更に、本作では台詞が圧倒的に少なく、重複しますが俳優の心情が全くわからない。挙げればきりが無いほど、映画をつまらなくさせる要素が存在してしまっています。

しかし、本作にも優れたがあり、冒頭とラストのカットが優れた対比を表していて実に見事である。また細かな「音」に関しても特筆すべき細かな演出がなされている。音楽は作中シーンと合っていないのだが、細かな「音」に関しては、素晴らしい。

鑑賞中、正直早く終われと思いつつ、さすがにクライマックスは何かあるだろうと思っていたら、特に盛り上がりも無く、終わってぽかーんといった感じでした。見終わって、「四月の雪」と言うよりも、原題の「外出」の方が雰囲気合ってよっぽどましだなと配給先のネーミングセンスにも疑問。せっかくヨン様が頑張ったらしいのに、残念な映画でした。
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