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2006年04月18日 [05:22] [映画レビュー]日本映画 

TAKESHIS'

「TAKESHIS'」  5点満点中

監督・脚本・編集:北野武
出演:北野武/京野ことみ/岸本加世子/大杉漣/寺島進/渡辺哲/美輪明宏/六平直政/ビートきよし/津田寛治/石橋保/國本鍾建/上田耕一/高木淳也/芦川誠/松村邦洋/内山信二/武重勉/木村彰吾


■PLOT■

芸能界の大物タレントとして名を馳せるビートたけし(北野武)にそっくりな売れない役者・北野(北野武)は、コンビニ店員として働きながら、オーディションを受ける毎日。しかし、オーディションにも中々合格せずに、役者として目が出ないままでいた。ある日北野は、偶然にもTV局でビートたけしと出会う。ビートたけしに憧れる北野。北野がどこか気になるビートたけし。やがて二人は夢か現実か分からない世界へと迷い込み、不思議な体験をする。


■COMMENT■
北野武監督いわく、「見るものを混乱させる映画にした」との事。ここで、北野監督に疑問を呈したい。何故、ストレートにメッセージをぶつけずに、混乱させる映画を作ったのですか?ここで、やっかいなのが北野監督はあえて混乱させる映画を作ってしまった事である。ゴダールやフェリーニ、ベルイマンなどは映画史の中でも難解だと言われる映画を多数監督しているが、彼らの場合は意図して「混乱」させようと思っていた訳ではなく、テーマを追求するうちに多少難解になってしまったのだ。しかし、あえてお金を払って映画を見る観客を混乱させようとは、北野監督はお人が悪い。確かに、混乱というよりかは北野監督の感性に全くもってついて行けずに、途中から本作への理解を完全放棄しました。全体的な感想として、本作は北野監督の自己満足映画であり、尚且つメッセージやテーマを有する事無く、私達観客は本作を鑑賞しても、(特に北野監督ファンではない限り)全く意味が無いのではなかろうかとさえ思いました。私自身、北野武さんは好きですが、映画監督・役者として北野武を見た際、残念ながら特に評価できる方だとは思っていません。故に、本作は好きでもない方の自己満足の映像を110分見せられただけでしたので、苦痛以外の何者でも無く、北野監督の方向性を疑った次第です。

何点か大変気になったのですが、中でも気になったのが銃撃戦シーンの多さ。銃を撃ってる北野さんの姿がある程度様になってりゃ少しは見るに堪えられるが、ただの金髪の中年おやじが何分間も銃を撃ってるシーンなんか見ても面白みが無い。多少銃撃戦を挿入してくるならまだしも、何度も何度も歯切れが悪い。大分、テンポ・リズムを悪くしていますね。あといい加減タップダンスも見飽きた。北野監督がどうしても観客に彼らのタップダンスを見せたかったのか、なんだかは詳細は分からないが、前作からしつこいんですよね。同じネタを何度も使いまわしたら、観客は常に新しいものを求めているので、そっぽを向いてしまうのは明白である。あと、不要なフラッシュバックの多様。これが説明過多になってしまっており、完全にリズムを崩壊させており、観客のいらいらも募らせる。あと、つまらないギャグの連続ね。自分自身でギャグを言わずに、ゾマホンとか使うのは卑怯。完全に寒いっすよ。

簡単に言えば、本作は北野武なる人物のお披露目映画である。つまりは芸能界でも大物の部類へと成長した北野監督が自分自身を見つめなおして、自分を主観的に・客観的に観察したのが本作なのだ。そうして、結局は自分自身のエゴを徹底的にさらけ出したのである。まぁ、監督というのはある程度力を持ってくると自分をさらけ出したくなる傾向があり、本作もフェリーニの『8 1/2』と比べて批評される方もいますが、とてもではないが比較にならず。北野監督が一番好き勝ってやって、監督ご自身が一番撮りたかった内容の映画であるとは思うが、残念ながら観客のニーズに応えず、好き勝手やると失敗するという良い例です。(かつてはアルモドバルの『バッド・エデュケーション』の例もありますね)
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