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2006年02月11日 [21:49] [映画レビュー]2000~2004年 

ミリオンダラー・ベイビー Million Dollar Baby

「ミリオンダラー・ベイビー」  5点満点中 ★★★★★
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド/ヒラリー・スワンク/モーガン・フリーマン/ジェイ・バラチェル/マイク・コルター

■AWARDS■
・アカデミー賞
作品賞/監督賞/主演女優賞/助演男優賞 受賞
主演男優賞/脚色賞/編集賞 ノミネート
・ゴールデン・グローブ賞
監督賞/主演女優賞 受賞
作品賞/助演男優賞/音楽賞 ノミネート
・ブロードキャスト・フィルム・クリティックス
主演女優賞 受賞
作品賞/監督賞/助演男優賞 ノミネート
・ナショナル・ソサイエティ・オブ・フィルム・クリティックス
作品賞/主演女優賞 受賞
・ディレクターズ・ギルド
監督賞 受賞
・ スクリーン・アクターズ・ギルド
主演女優賞/助演男優賞 受賞
ベストアンサンブル ノミネート

■PLOT■
マギー(ヒラリー・スワンク)は31歳のウェイターで彼女は生活は非常に貧しい生活を送っていた。そんなマギーが唯一希望を見出せる事、それはボクシングであった。マギーは正式なトレーニングは受けられないままでいたが、小さなボクシング・ジムを営むフランキー(クリント・イーストウッド)にトレーナーになって欲しいと志願する。しかし、フランキーは「女性のトレーナーにはならない」とマギーを一方的に突き放すのであった。フランキーの許可を得れないマギーであったが、フランキーのジムで一人練習を始めるのであった。そんな彼女を見つめるフランキーのパートナーのスクラップ(モーガン・フリーマン)。スクラップは、マギーにボクシングの才能があることを見抜く。一方、フランキーは自分の娘との関係に問題があった。懸命に練習を続けるマギーの姿を見ていたフランキーは彼女の熱心な姿に打たれ、トレーナーになる事を引き受けるのであった。

■COMMENT■
見終わって、まるでパンチを食らったような印象である。
ノックアウトだ。

クリント・イーストウッド監督、渾身の一作。
映画史に渾然と輝く作品であり、将来、私たちの子供・孫までも語り継がれていく映画となるであろう。

この作品のテーマは非常に深く、生と死・人間の存在そのものまで広がっていく。テーマの重さ・作品のメッセージに押し潰されそうになりました。テーマはこのように非常に重いのだが、「ミリオンダラー・ベイビー」を通してこのテーマを考えた時、透明な美しさ・儚さを感じた。これがイーストウッド監督の力量によるところであろう。

イーストウッド監督の前作「ミスティック・リバー」の傑作には間違いないが、ショーン・ペン、ティム・ロビンスを始めとする俳優たちが前面に出すぎていて、作品自体のテーマ・監督の演出等が霞んでしまっていたが、「ミリオンダラー・ベイビー」は完全なる心地の良い調和が生まれている。演技の点では、前作にひけをとらない。ヒラリー・スワンクが「ボーイズ・ドント・クライ」で「アメリカン・ビューティー」のアネット・ベニングを押し退けてアカデミー主演女優賞を受賞してからわずか5年後に、本作で再び「ビーイング・ジュリア」のアネット・ベニングを退けて受賞となったが、今回の受賞も充分うなずける。説得力があり、マギーを130分あまりこの映画を通してみているだけで、マギーが今までにいったいどんな人生を送ってきたか、そんな事まで感じることが出来た。マギーが笑みを見せてくれるだけで、私は嬉しくなりました。彼女の幸せを心から願った。あわよくば僕がマギーの力になりたいとさえ思った。これぞtour-de-force Performance!!!深い感動をありがとう!また、イーストウッド・フリーマンのベテラン組みも良かった。イーストウッドの目が良かった。温かみのある瞳。人をひきつける魅力ある瞳。何もかも見通しているかのような瞳。悲しい瞳。フリーマンはアカデミー助演男優賞を受賞したが、この受賞には功労賞的意味合いもたぶんに含まれていると推測する。良かったし、演技としては1級品でしたが、「サイドウェイ」のトーマス・ヘイデン・チャーチの方が、僕は受賞すべきだと感じました。

今年アカデミー賞作品賞にノミネートされた「クラッシュ」の監督を務めたポール・ハギスが本作の脚色を担当している。言葉の一つ一つが胸に迫ってきて、脳裏に刻み付けられる。重いのだが、希望がある言葉。優しい言葉の数々。

ここまで観客の心を揺さぶり、メッセージを投げかけてくる映画は稀だ。涙が出ない哀しさ、そして温かさが私たち観客に迫ってくる、そんな映画だ。
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