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2006年02月23日 [04:45] [映画レビュー]日本映画 

犬神家の一族 1976年版

「犬神家の一族」  5点満点中 

監督:市川崑
出演:石坂浩二/高峰三枝子/島田陽子/あおい輝彦/草笛光子/三國連太郎/加藤武/坂口良子/小沢栄太郎



■PLOT■

横溝正史原作・監督市川崑・主演石坂浩二の黄金トリオでの金田一耕助シリーズ第1作となった記念すべき作品。信州・犬神財閥の長をなした犬神佐兵衛翁が怪奇な遺言状を残してこの世を去る。そして、犬神家の混沌とした過去をも巻き込み、連続殺人事件へと発展していく。




■COMMENT■

素晴らしい!!!!!
日本映画史上・最高傑作の部類に入る市川監督の代表作です。

本作は犬神家の当主・佐兵衛翁が他界する場面から始まります。大広間に横たわる佐兵衛翁。そして、佐兵衛翁の前に列を成して集まる犬神家の一族。ここから、今や伝説となったオープニングへと突入します。「ルパン三世」などの作曲家として知られる大野先生の音楽とバックが黒地に白の文字のスタッフ・出演者名が、深く交じり合います。何度見ても、震えるシーンです。

僕の中での次の山場が、アカデミー賞級の名演を披露した小沢栄太郎さん演じる古舘弁護士が遺言状を読み上げるシーン。市川監督の巧みなる演出が光ります。そして、高峰三枝子さんや草笛さん、小沢さんの演技バトル。本日、DVDにて鑑賞時に何度も繰り返し再生しちゃいました。遺言状に苦言を呈す人々に一人づつカメラが切り替わりますが、その効果がまるで観客をも遺言状の内容に焦らせている様な感じを受けさせる効果を生み出しています。まるで、僕自身も犬神家の血縁者になった気分です。ここで、佐清の登場と合わせて観客を一気にひき付けて、犬神家での第1の殺人へと移行します。いやー、市川監督の手際のよさ。このお陰で、145分もある本作が90分作品よりも短く感じられるのね。感服しました。

外国映画で言うところの「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」といったオールスターキャストものと同じクラスの日本のオールスターキャスト。その中でも、特に良かったのが、金田一を演じた石坂浩二さん。犬神松子役の高峰三枝子さん、梅子役の草笛光子さん、古館弁護士役の小沢栄太郎さん、橘署長役の加藤武さん。この5人は、1976年のFAAノミネート決定です!

美術・衣装・音楽・原作の脚色・演技、全てが一級品の本作。
2007年には、再び市川監督と石坂さん主演で本作のリメイクが決定しています。本作は出来が余りにも完璧ですので、どうせやるんなら他の横溝先生の作品を映画化して頂きたかったですが(「八つ墓村」「三つ首塔」「本陣殺人事件」等)、楽しみには違いありません!期待しています!
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