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2006年03月07日 [01:22] [アカデミー賞 2005年]2005年総評 

2005年アカデミー賞総評

日本時間6日、映画界最大のイベント「アカデミー賞」が発表されました。管理人は、主要8部門を予想し、作品賞の「クラッシュ」以外は予想通りとの結果になりました。その一方で、授賞式自体が大変地味であった印象は否めません。

まず、久しぶりに「作品賞」において大波乱が起きました。本命「ブロークバック・マウンテン」を破り、「クラッシュ」が受賞しました。「クラッシュ」は賞レース後半になり不気味な静けさを持って虎視眈々と勢いをつけ、「ブロークバック・マウンテン」がBUZZを持続しきれない中で、その合間を縫って逆転受賞しました。授賞式を見ていて、「クラッシュ」が編集賞を受賞した時点で、これは作品賞も「クラッシュ」が来るとの気配はしましたが、まさかまさか本当に受賞するとは、驚きました。作品賞での大逆転劇は、1998年の「恋に落ちたシェイクスピア」が「プライベート・ライアン」に勝った時以来ではないでしょうか。「クラッシュ」は確かに、非常に批評家好みの作品であり、作品としての質も非常に高い事は確かですが、作品賞としての「風格」にどうも欠けているとの個人的な感想を持ち合わせていましたので、未だにどうも納得がいきません。しかし、これでポール・ハギス脚本作が2年連続アカデミー賞作品賞を制覇した事になります。ハギスの次回作はクリント・イーストウッド監督作の「硫黄島の星条旗」ですので、来年もハギスの活躍が予想されます。

他部門は一切波乱も無く、大方予想通りの結果になったのではないでしょうか。主演男優賞は「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマンが受賞。ホフマンは元来助演で力を発揮するタイプの俳優だと思いますが、主演でこのような評価をされて、本当に良かったと思います。いわゆる「オスカー・カース」というオスカーの重圧に負けず、これから先も応援していきたいと思います。まずは、今年の夏に公開される「ミッション・インポッシブルIII」の悪役ですね!楽しみです。

主演女優賞は圧倒的な強さを誇り「ウォーク・ザ・ライン」のリース・ウィザスプーンが受賞。どうやら次回作では、女優では史上最高額のギャラを手にすることになったようで、彼女にますます期待が高まる事でしょう。

納得出来ないのが助演男優賞。「シリアナ」のジョージ・クルーニーが受賞しました。どうも彼の受賞には納得がいきません。この程度の演技でアカデミー賞はオスカーをプレゼントしてしまうのかと、アカデミー賞の敷居が低くなっているような気がしてなりません。古くは1934年のベティ・ディビスが「痴人の愛」で身震いするほどの名演を披露したにもかかわらずノミネートすらされなかったですし、1939年には「風と共に去りぬ」のクラーク・ゲイブルと「スミス都へ行く」のジェームス・ステュワートが「チップス先生さようなら」のロバート・ドーナットに敗れました。1950年には「イブの総て」のベティ・ディビスと「サンセット大通り」のグロリア・スワンソンが「ボーン・イエスタデイ」のジュディ・ホリデイに敗れました。リチャード・バートンやピーター・オトゥールに至っては、7度もノミネートされながら一度も演技部門受賞ならずです。近年では、昨年、同部門で「サイドウェイ」のトーマス・ヘイデン・チャーチ、「アビエイター」のアラン・アルダが「ミリオンダラー・ベイビー」のモーガン・フリーマンに敗れました。彼らが受賞できずに、何故クルーニーが受賞出来るのでしょう。クルーニーの演技は昨年のチャーチやアルダよりか上だとは到底思えません。且つ、ウィリアム・ハートやマット・ディロン、ポール・ジアマッティの方が、的確な演技を見せていたと思います。クルーニーの受賞も作品賞の「クラッシュ」同様、勢いでの受賞であるといえるでしょう。

助演女優賞は賞レース後半になり一気に力をつけた「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズが受賞。作品の核をなす素晴らしい役柄で、ワイズの底力を感じました。

いくつか納得の出来ない結果となった今年のアカデミー賞。来年のアカデミー賞予想をまとめ始めていますが、どうやら来年はもっともっと賑やかな賞が期待できそうです。残念ながら、今年は全体的に地味で盛り上がりに欠けました。

以下が本年の受賞結果です。

作品賞:クラッシュ
監督賞:アン・リー 「ブロークバック・マウンテン」
主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン 「カポーティ」
主演女優賞:リース・ウィザスプーン 「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」
助演男優賞:ジョージ・クルーニー 「シリアナ」
助演女優賞:レイチェル・ワイズ 「ナイロビの蜂」
脚本賞:クラッシュ
脚色賞:ブロークバック・マウンテン
撮影賞:SAYURI
編集賞:クラッシュ
美術賞:SAYURI
衣装デザイン賞:SAYURI
メイクアップ賞:ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女
視覚効果賞:キングコング
音響効果賞:キングコング
録音賞:キングコング
作曲賞:ブロークバック・マウンテン
主題歌賞:Hustle&Flow
外国語映画賞:Tsotsi
アニメ映画賞:ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
ドキュメンタリー映画賞(長編):皇帝ペンギン
ドキュメンタリー映画賞(短編):A Note of Triumph: The Golden Age of Norman Corwin
短編賞(実写):Six Shooter
短編賞(アニメ):The Moon and the Son: An Imagined Conversation
名誉賞:ロバート・アルトマン
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