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2006年03月10日 [23:32] [映画レビュー]1970~1979年 

ゴッドファーザー The Godfather

「ゴッドファーザー」  5点満点中 

監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:マリオ・プッゾ/フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド/アル・パチーノ/ロバート・デュバル/ジェームス・カーン/ジョン・カザール/ダイアン・キートン/タリア・シャイア/リチャード・カステラーノ/スターリング・ヘイデン

■AWARDS■
★アカデミー賞★
作品賞 受賞
主演男優賞 マーロン・ブランド 受賞<拒否>
脚色賞 受賞

監督賞 フランシス・フォード・コッポラ ノミネート
助演男優賞 ジェームス・カーン ノミネート
助演男優賞 ロバート・デュバル ノミネート
助演男優賞 アル・パチーノ ノミネート
衣装デザイン賞/編集賞/録音賞/作曲賞 ノミネート

★イギリス・アカデミー賞★
作曲賞 受賞

主演男優賞 マーロン・ブランド ノミネート
助演男優賞 ロバート・デュバル ノミネート
助演男優賞 アル・パチーノ ノミネート
衣装デザイン賞 ノミネート

★全米映画組合賞★
監督賞 フランシス・フォード・コッポラ 受賞

★ゴールデン・グローブ賞★
作品賞 ドラマ部門 受賞
主演男優賞 ドラマ部門 マーロン・ブランド 受賞
作曲賞/脚本賞 受賞

主演男優賞 アル・パチーノ ノミネート
助演男優賞 ジェームス・カーン ノミネート

監督賞 ボブ・フォッシー ノミネート
助演女優賞 マリサ・ベレンソン ノミネート
作曲賞/主題歌賞/脚本賞 ノミネート

★ナショナル・ボード・オブ・レビュー★
助演男優賞 アル・パチーノ 受賞
 
★全米映画批評家賞★
主演男優賞 アル・パチーノ 受賞

★ニューヨーク映画批評家賞★
助演男優賞 ロバート・デュバル 受賞

★全米脚本家組合賞★
脚色賞 受賞

■PLOT■
イタリア系マフィアであるコルレオーネ家のドンビトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の屋敷で、ビトーの娘であるコニー(タリア・シャイア)の結婚式が盛大に行われている。コルレオーネ一族が全員集合し、ビトーを長とする「ファミリー」が集っていた。その結婚式の最中、ビトーは彼の元に助けを求めてやってくる人々の相談事を聞いていた。ビトーは彼らの悩みを、いかなる形でも解決していた。その代償としてビトーが彼らに求めるものは唯一つ、コルレオーネファミリーの長として、「ゴッドファーザー」としてビトーを敬う事だけであった。 そして、歌手として成功していたジョニー・フォンテーン(アル・マルティーノ)もゴッドファーザーを頼って結婚式へと姿を現す。ビトーはジョニーの名付け親であり、ジョニーがショービジネスの世界で活躍出来ているのもビトーのお陰であった。ジョニーは一時期ショービジネス界の頂点に立ったが、今は歌が次第にだめになり、俳優として成功しなければ芸能界から消えてしまうほどの落ち目の状態であった。ジョニーは新作映画で自分に完璧に合う役柄を見つけ、何としてもこの役柄を手に入れてカムバックしたいと画策していた。しかしその映画のプロデューサー、ウォルツ(ジョン・マーレイ)はジョニーに恨みを抱いており絶対にジョニーに役をやらないと動かなかった。この訴えを聞いたビトーは、義理の息子であるトム・ヘイゲン(ロバート・デュバル)をハリウッドに行かせ、ウォルツと話をさせる。それでも、頑としてジョニーに役を与える事を拒否するウォルツ。その翌朝、ウォルツのベッドには彼が60万ドルで買った自慢の名馬の生首が転がっていた。数日後、念願叶い、ジョニーは役を手にすることとなる。

■COMMENT■
映画史上において今も尚、その輝きが色褪せる事ない名作『ゴッドファーザー』。フランシス・フォード・コッポラによるまるで琴糸のように触れたらすぐに切れそうだけれども頑丈な演出とニノ・ロータによる不朽の名曲が見事に絡み合い、そこに当時はまだまだ映画人としては知名度にかける俳優達がコラボレートして見事な名作が誕生した。

愚直かもしれないが、簡単に一言で言えばイタリア系のマフィアの話である。配給先のパラマウントは、実際のイタリア系のマフィアからの抗議を抑えるために監督にイタリア系の当時は監督としては一切無名のコッポラを起用する。(『パットン大戦車軍団』でアカデミー賞脚本賞は受賞済み)これが見事に当たり、コッポラも名匠への仲間入りを果たす事となる。エリア・カザンも監督の候補として一事挙がっていました。しかし、ブランドの一言により、カザンによる監督は無くなったと言います。(カザンとブランドは50年代に絶縁していました。カザンのお陰でブランドは映画俳優として生計を立てることが出来るようになったというのに!)ピーター・ボグダノヴィッチも監督のオファーを蹴った一人です。

本作は中々俳優が決まらなかった事でも有名である。ビトーの役は当初、フランク・シナトラやローレンス・オリビエ、アーネスト・ボーグナイン、エドワード・G・ロビンソン、オーソン・ウェルズ、ジョージ・C・スコットが候補に挙がっていた。オリビエが演じるビトーなんて!!!考えただけでもぞくぞくする。でも結果として、ブランドを起用したのは大正解だったであろう。アル・パチーノが手にしたマイケルも中々決まらなかった。候補に挙がっただけでも、ジェームス・カーンを始め、ウォーレン・ビーティー、バート・レイノルズ、ダスティン・ホフマン、ジャック・ニコルソン、ライアン・オニール、ロバート・レッドフォード、ロバート・デニーロ、マーティン・シーンとそうそうたるメンバーである。一時はバート・レイノルズに内定したが、当時TVをメインに活躍していたレイノルズをブランドが嫌い、演劇で活躍していたトニー賞を獲得したばかりのアル・パチーノに役がまわったとのエピソードがある。個人的にキャスティングの希望を出すとすれば、ビトーはマーロン・ブランド、マイケルはアル・パチーノ、フレドはジョン・カザール、トム・ヘイゲンはデュバルは鉄板として、ソニーをロバート・デニーロにして、ジェームス・カーンはモー・グリーンにまわす。若き日のビトーはウォーレン・ビーティーか。とにかく、デニーロのソニーが見たい!

しかし、キャスティングは見事にはまっており、史上最高の演技集団と化している。マーロン・ブランドはブルドッグメイクをして、アカデミー賞を受賞した「波止場」以上の名演を見せている。台詞を暗記しなかったブランドは常にカンペを見て台詞を言っていたらしいですが、これをも感じさせずに、ゴッドファーザーを強大な存在感をも併せ持ち演じている。しかし、このブランドの演技を引き立たせたのが、マイケルを演じたアル・パチーノである。ビトーとマイケルの病院でのシーン。なんとも泣かせるではないか。ビトーの亡き後、ファミリーはソニーに継がせるつもりでいたが、ソニーはその器ではない事も分かっている。資質はマイケルにあることを分かっているのだ。しかし、ビトーとしてはマイケルにはファミリーとは一切無縁に、平和で普通な人生を送って欲しいと切に願っている。しかし、現実はそうはいかないのだ。それを涙で嘆くビトー。そう本作は父と子の愛の物語でもあるのだ。ビトーの義理の息子であるトム・ヘイゲンはビトーに拾われ、養子入りした。弁護士の資格を取り、ファミリーのために働いている。このエピソードだけでもビトーの性格を知ることが出来る。

ロバート・デュバルの演技は大変緻密に計算されていて、私が最も好みとする演技タイプである。きっとデュバルは口元を少しだけ左上がりにさせるタイミングだとか、まばたきのタイミングでさえ計算していたように思える。感情を表に出さない役柄でも、しっかりと自分をアピールしたデュバルは素晴らしい。逆に感情を全て表に出すジェームス・カーンも大健闘している。役柄としては、俳優にとっては演じやすいとは思うが、味があって非常にうまい。

撮影も脅威である。照明を上からあてて、影を作り出す。なんとも言えず独特な撮影方法は伝説となった。わりとひきで撮っているシーンが多いのも特徴の一つですね。

私が一番好きなシーンが、ビトーが死にマイケルがファミリーのドンとなるシーン。「会談を一番最初に持ちかけてきた奴が裏切り者だ」というビトーに一言に習い、ファミリーの敵を抹殺していくマイケル。その一方でマイケルは誕生した子供の洗礼式に出席している。最も神聖な場にいるマイケルの指示で、殺人が繰り広げられる。恐ろしい演出である。

書くと長くなるので、そろそろ終わり。
とにかく完璧な映画です。
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