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2006年03月14日 [01:58] [映画レビュー]2005~ 

ブロークバック・マウンテン Brokeback Mountain

「ブロークバック・マウンテン」  5点満点中 ★★★★★

監督:アン・リー
出演:ヒース・レジャー/ジェイク・ギレンホール/ミシェル・ウィリアムス/アン・ハサウェイ/ランディ・クエイド

■AWARDS■
★アカデミー賞★
監督賞 アン・リー 受賞
脚色賞/作曲賞 受賞

作品賞 ノミネート
主演男優賞 ヒース・レジャー ノミネート
助演男優賞 ジェイク・ギレンホール ノミネート
助演女優賞 ミシェル・ウィリアムス ノミネート
撮影賞 ノミネート

★イギリス・アカデミー賞★
作品賞 受賞
監督賞 アン・リー 受賞
助演男優賞 ジェイク・ギレンホール 受賞
脚色賞 受賞

主演男優賞 ヒース・レジャー ノミネート
助演女優賞 ミシェル・ウィリアムス ノミネート
撮影賞/編集賞 ノミネート

☆ボストン映画批評家賞☆
作品賞 受賞
監督賞 アン・リー 受賞

★ブロードキャスト映画批評家賞★
作品賞 受賞
監督賞 アン・リー 受賞
助演女優賞 ミシェル・ウィリアムス 受賞

主演男優賞 ヒース・レジャー ノミネート
助演男優賞 ジェイク・ギレンホール ノミネート
脚色賞/主題歌賞/作曲賞 ノミネート

☆シカゴ映画批評家賞☆
作曲賞/撮影賞 受賞

★全米監督組合賞★
監督賞 アン・リー 受賞

★ゴールデン・グローブ賞★
作品賞 ドラマ部門 受賞
監督賞 アン・リー 受賞
脚本賞/主題歌賞 受賞

主演男優賞 ドラマ部門 ヒース・レジャー ノミネート
助演女優賞 ミシェル・ウィリアムス ノミネート
作曲賞 ノミネート

★ロサンゼルス映画批評家賞★
作品賞 受賞
監督賞 アン・リー 受賞

★ナショナル・ボード・オブ・レビュー★
監督賞 アン・リー 受賞
助演男優賞 ジェイク・ギレンホール 受賞

★ニューヨーク映画批評家賞★
作品賞 受賞
監督賞 アン・リー 受賞
主演男優賞 ヒース・レジャー 受賞

☆サンフランシスコ映画批評家賞☆
作品賞 受賞
監督賞 アン・リー 受賞
主演男優賞 ヒース・レジャー 受賞

★全米俳優組合賞★
主演男優賞 ヒース・レジャー ノミネート
助演男優賞 ジェイク・ギレンホール ノミネート
助演男優賞 ミシェル・ウィリアムス ノミネート
ベスト・アンサンブル・キャスト賞 ノミネート

★全米脚本家組合賞★
脚色賞 受賞

■PLOT■
1963年、アメリカ北西部ワイオミング州。ブロークバック・マウンテンでイニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)は羊番の仕事で出会う。最初は多くを語らなかったイニスであるが、ブロークバック・マウンテンという広大な土地の中で、二人きりでの生活を共にするうちに次第に心を開き、ジャックとの友情を築いていく。ある夜、テントで寝ているイニスの手を握るジャック。イニスにキスを試みるジャック。イニスは最初は抵抗するのだが、ジャックと性的な関係を結ぶ。それから、二人はブロークバック・マウンテンを離れ結婚し、別々の道を歩むことになるのだが…

■COMMENT■
切な過ぎる。鑑賞中、涙を流し続けるような作品ではなく、あとからしんみりとじわーっと心に作中のイニスとジャックの切なさ・感情がが伝わってくる。

映画史に残る名作になるだろう。
まず、台湾人であるアン・リー監督が本作を取り上げたのが驚愕である。今まで「いつか晴れた日に」「グリーン・デスティニー」「ハルク」と海外でも大変活躍してきた実力派であるが、本作はそれらとは全く気色が違う作品に仕上がっており、アン・リー監督の集大成ともいえるべき作品である。過剰な演出は一切なく、淡々と物語りは進んでいく。決して多くを語らず、観客に全てを委ねている。

まず本作は「同性愛」が大きなテーマとなっている。主人公であるイニスとジャックはブロークバック・マウンテンで羊番の仕事を通じて知り合い、二人きりでブロークバック・マウンテンで過ごし、友情が芽生えて更には肉体関係をも結ぶ。その後、それぞれ結婚し、子供をもうけてからも二人は会い続け、その関係は20年続く。まずここで非常に重要なのが、1960年代のワイオミングというのは非常に保守的な土地柄であるという事。要は、ワイオミングでは同性愛関係を結んでいるという事が人に知れたら、皆から軽蔑され、下手したら街ぐるみで除外され、殺されかねないのである。そして、アメリカではキリスト教が主流であるが、キリスト教の中では「同性愛」とは罪悪であるとされている。「同性愛」とはそういった認識であった。その背景を考えると、本作の主人公であるイニスとジャックは何とも言えず、本当に可哀想なのだ。ジャックはもともと同性愛嗜好があった様で、そういった描写が何度か本作の中で描かれているが、イニスはジャックとが初めての男性体験であったようで、ジャックとの関係に苦悩する。本作の登場人物は多くを語らない。画面から・状況から訴えてくるものが非常に多いのであるが、それらを鑑みると、イニスはジャックの事をたまらなく好きなようだ。しかし、「同性愛」自体をイニスは軽蔑している。世間体を気にして、逃げて・隠れてジャックとの逢瀬を重ねている。年に1回会い、関係を持つだけで罪の意識にさいなまれてしまう。それに対して、ジャックもイニスのことを愛している。愛しているから、一緒に牧場を持って、一緒に暮らしたい。ジャックありのままをイニスに伝える。しかし、イニスはそんなジャックから逃げてしまう・・・なんとも切ないのだろう。イニスもジャックもただただ男同士というだけで、普通に恋愛出来ないのである。普通に女性を愛する以上に男性を愛している。それだけの事なのに、それが果たして罪悪であろうか。そんなにいけないことであろうか。しかし、世の中はそう甘くは無い。世の中の偏見とは残酷なものである。

イニスとジャックをそれぞれ演じたヒース・レジャーとジャイク・ギレンホールは大変素晴らしかった。正直、この手の感情をなかなか表さない演技は非常に苦手なのだが、感情は見事な撮影による風景が大いに語っている部分もあり、良かったです。多くを語らないからこそ、伝わる何かがありました。イニスの妻を演じたミシェル・ウィリアムスも大変素晴らしかったです。もう少し出演時間が長ければ受賞も夢ではないレベルでした。そして、圧倒的な迫力のある撮影!山・空・森・動物たち・そして人物と画面に映るもの全て生命力に溢れている!生きているんです!圧倒的な美しさを解き放っていて、見るもの全てを魅了するのではないかと思いました。

イニスとジャックが永遠に共に生きていけるような世界が出来る事を祈って…

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