スポンサー広告 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

no-comment | no-trackback | Edit | Page Top.↑

2006年04月10日 [02:11] [映画レビュー]韓国映画 

美しき野獣 Running Wild

「美しき野獣」  5点満点中 

監督:キム・ソンス
出演:クォン・サンウ/ユ・ジテ/オム・ジウォン/ソン・ビョンホ/キム・ユンソク/カン・ソンジン/イ・ジュンムン/イ・ハンウィ

■PLOT■
ソウルの地方警察の凶悪犯罪捜査班のチョン・ドヨン(クォン・サンウ)は、正義感溢れる男であり、一匹狼的なところがある刑事であった。容疑者を捕らえるときには手段を選ばず、暴力を振るったりと乱暴なところが問題に上がっていた。そんなある日、自らの手で逮捕し、出所したばかりの、ヤクザの組の下っ端として働いていた弟のドンジク(イ・ジュンムン)が、ドガン組の幹部に殺害される。ドヨンは弟の復讐を誓う。その一方で、エリート検事のオ・ジヌ(ユ・ジテ)は、ドガン組の一掃を目論んでいた。そんなドヨンとジヌが出会い、二人はパートナーとなりドガン組のドン、ユ・カンジン(ソン・ビョンホ)逮捕のため、協力して捜査を進めていく…

■COMMENT■
最近、僕は韓国が大好きだ。韓国映画ばっか見ている。韓国語も勉強し始めて早半年。映画の中に出てくる韓国語の看板や映画のテロップなど、「あーこれクォン・サンウって書いてある!」であるとか「これはXX屋だ」なんて分かるようになってきた。韓国映画は一定のクオリティを保持しており、現代の日本映画と比較すると確実に韓国映画の方がレベルが高いのではないかと思っている。しかし、僕は本作を公開の大分前から楽しみにしていましたので、落胆した、というのが正直なところである。こう書くと、まるで駄作みたいな言い方をしてしまいましたが、本作も一定のクオリティを保持しており、全体を通して力がある作品に仕上がっています。ただ、サンウ氏がどうして本作をチョイスしたのか、ちょっと分からなかったです。

クォン・サンウ演じるドヨン刑事=美しき野獣なんてとんでもない。ドヨンは自分が刑事だと分かっていないただの大ばか者です。被疑者にとび蹴りをかまし、ひたすら殴り続けるドヨン。やくざ達と幾度と無く戦闘を繰り返すドヨン刑事。その戦闘のたびに彼は血まみれになるものの命は取り留める・・・そんな馬鹿な!あまりにも本作にはリアリティに欠けているので、なんとも物語り自体に言及出来かねる。ドヨン刑事の役柄造形には大きな欠陥があり、物語自体を陳腐なものへと変貌させてしまっている。しかし、こんなドヨン刑事でも私と同じ劇場にいらっしゃったおば様たちのハートを刺激した模様で、ラストシーンでは場内からすすり泣きが聞こえてきました。そしたら、ついうっかり私もちょっとだけ心を揺さぶられてしまいました。

先ほども言及したように、ドヨン刑事のキャラクターには疑問点が幾つも存在しますが、物語り全体としては非常に良く練り直された後が見受けられますし、監督の演出による物語のスピード感は爽快な部分がありました。また、ユ・ジテ演じるジヌ検事・ドヨン刑事の背負う運命、男同士の友情、演出も手堅く感動しました。もうちょっとリアリスティックに現実を鋭く抉り取って頂いたら、もっともっと面白かったと個人的には思います。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2006年04月09日 [05:46] [映画レビュー]韓国映画 

復讐者に憐れみを

「復讐者に憐れみを」  5点満点中 

監督:パク・チャヌク
出演:ソン・ガンホ/シン・ハギュン/ぺ・ドゥナ/イム・ジウン/チョン・ジェヨン/イ・デヨン/リュ・スンワン

■PLOT■
リュ(シン・ハギュン)は先天性の聴覚障害者で聞く事はもちろん、話すことも出来ない。たった一人の家族である姉(イム・ジウン)は、腎臓の病を患っており、腎臓移植しないともたない体へとなってしまっていた。リュは血液型が姉と違うので腎臓を提供する事が出来ず、仕方なく臓器の密売団体と接触し、1000万ウォンと自分の腎臓と引き換えに姉に合う腎臓を提供してくれるように取引をする。しかし、自らの腎臓と金だけ奪われ、密売団に騙されてしまったリュ。そんな折、病院から姉に合う腎臓が見つかったとの連絡を受けるリュであった。しかし、金が無い。そこで、リュの恋人ヨンミ(ぺ・ドゥナ)は、リュが以前働いていた工場の社長ドンジン(ソン・ガンホ)の娘ユソンを誘拐するようリュを説得する。姉のことを思うばっかりにヨンミの口車に乗せられたリュはユソンを誘拐。身代金の受け取りに成功する。しかし、家に帰ると姉が自殺をしていた。遺書から、姉はリュが誘拐をしていたことを知り自殺した模様であった。そして、人質のユソンも事故により川に転落して溺死。死んだ娘を目の当たりにしたドンジンは誘拐犯への復讐を誓い、そしてまたリュも密売団への報復を誓う。

■COMMENT■
本作は韓国映画界をリードするパク・チャヌク監督が韓国で興行収入No.1を記録した『JSA』の後に放った『復讐三部作』の第1作目である。『JSA』のような作品を期待して鑑賞した方々は、間違いなく本作を鑑賞して「裏切られた!」「失敗した!」という感想をお持ちになるかもしれない。『JSA』とは、全く気色の違う作品に仕上がっており、本作は現代社会にメスを入れており、パク・チャヌク監督の鋭い人間考察により、私達人間の本質に迫っている。本作の主人公たちはまるで人間ではなく動物的行動をしているのではないかと私は考える。つまり、本作の主人公たちは理性に欠ける行動を繰り返す。例えば、腎臓移植をする。金がない。じゃあ、金持ちの娘を誘拐しよう。こんな事は普通であったら思いつかない。もちろん、リュには良心・理性があるのだが、ヨンミにそそのかされてしまう。ドンジンもそうだ。娘が殺された。誘拐犯を殺してやろう。ここまでは分かる。しかし、実際に殺してしまうのがドンジンの怖いところだ。本作を追って鑑賞していくごとに、私達人間は、一歩間違えるとこういった行動をする可能性を秘めているのである。人間とは恐ろしいものである。リュは直接的なコミュニケーションを取ることが不可能である。なので、ドンジンとのラストシーンはドンジンの一方通行な気持ちをぶつけるシーンへと変貌しています。リュの心の中では様々な感情が交差しているでしょうが、その感情は決してドンジンに伝わる事もなければ直接私達観客にストレートに届く事もありません。これこそ残酷でしょう。本作には慈悲や優しさなど存在しないのである。演出スタイルやカメラワークなどが徹底的にそれを助長している。

ソン・ガンホ、ぺ・ドゥナの演技も大変良かった。特にシン・ハギュンに関しては台詞が一切無かったにも関わらず、登場人物たちの中では私個人的にはリュが一番分かりやすく彼の背景まで分かるような演技を披露していた。目や体であそこまで表現できる俳優は大変貴重ですね。これからの韓国映画界を担う俳優に成長する事は間違いないでしょう。

実は本作にはブラックユーモアの要素が大いに加味されています。端々に監督の個性や工夫が感じられる作品に仕上がっています。ただ、ぺ・ドゥナやシン・ハギュンのファンの方々で本作をこれから鑑賞する方々は、ちょーっとだけ気合を入れてご鑑賞頂いた方が宜しいかと思います。ただ、ちょっと勇気を入れる位の価値のある作品です。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2006年04月06日 [23:13] [映画レビュー]韓国映画 

二重スパイ

「二重スパイ」  5点満点中 

監督:キム・ヒョンジュン
出演:ハン・ソッキュ/コ・ソヨン/チョン・ホジン/ソン・ジェホ


■PLOT■
1980年代、北朝鮮の工作員イム・ビョンホ(ハン・ソッキュ)は、韓国に偽装亡命する。ビョンホの偽装亡命を疑う韓国の国家安全企画部は、ビョンホを拷問にかけ執拗に偽装亡命でないか追求するが、ビョンホは全ての取調べにも耐え、徐々に信頼を勝ち得ていく。その二年後、正式に韓国の国家安全企画部に採用されたビョンホに、北朝鮮より指令がくだる。その指令とは、ラジオ局の女性アナウンサー・スミ(コ・ソヨン)に接触せよとの事だった。そして、彼女もまた北朝鮮のスパイであった…二人は恋人関係を装い、面会を重ねていくのであるが、あるところから、ビョンホに再び偽装亡命の疑惑が持ち上がる…

■COMMENT■
未来を描いた「シュリ」のようなアクション映画かと思えばそうでもない。「JSA」のような現代の南北の問題を描いた作品でもない。本作では過去の北朝鮮スパイにスポットを当て、亡命した工作員の人生を描いている人間ドラマなのである。序盤からラストまで2時間、常に緊張の連続であり、これは北朝鮮工作員であるイム・ビョンホの心情を表しているのではなかろうかと考える。ビョンホは我々の想像を遥かに越える緊張の中で、韓国での日常生活を送っていたのであろう。民主主義の社会で生まれ育った私には理解出来ない心情であった。ただ私は韓国の機密情報を盗むスパイのビョンホに同情してしまいました。北朝鮮で生まれ、工作員として生きたビョンホ。ビョンホの「死ねと言われたら死ななくてはいけない」という印象的な台詞。何のために、自分に何の得が合ってスパイ活動をしているのか…南にも北にも居場所がなくなってしまうビョンホ。心を打たれました。

ビョンホを演じたハン・ソッキュ。無表情では無いんだけれど、偽装亡命したスパイの悲哀を的確に表現している。役柄自体は余り抑揚が無いが、ビョンホの揺れ動く心情をいぶし銀の演技で演じている。非常に好感を持ちました。ラストシーンはとっても切なく、胸に迫り来るものがあります。

それにしても、南も北も同じ民族同士なのに、生まれた場所が違うだけで、どうしてこれほどまでに生き方に差が出てきてしまうのであろう。その事実が私個人的には非常に残念でしょうがない。本作を鑑賞し、戦争・軍隊・スパイなどくだらないものは全て無くなり、切に列島が統一される事を強く思いました。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2006年04月03日 [02:42] [映画レビュー]韓国映画 

デュエリスト

「デュエリスト」  5点満点中 

監督:イ・ミョンセ
出演:カン・ドンウォン/ハ・ジウォン/アン・ソンギ/ソン・ヨンチャン



■PLOT■
朝鮮時代。朝廷の混乱に乗じて偽金が出回り、世は乱れていた。左捕庁の捕校アンポギョ(アン・ソンギ)と新人のナムスン(ハ・ジウォン)は偽金の出所を探るうちに、仮面の男(カン・ドンウォン)と出会う。その男は、捕校に対する何者からかの刺客であった。そして、仮面の男の瞳を見たナムスンは、彼にどこか心を奪われてしまう。更に偽金の出所を追跡していくと、力を持つ官僚ソン(ソン・ヨンチャン)が容疑者に浮上する。そして、ソンの屋敷には仮面の男がいるのをナムスンは目撃する…



■COMMENT■
日本でも拡大公開するのはもとより、フランスでも公開される本作。うーむ、これはチェキらなくてはという事で見ました!朝鮮日報にて『最高の演技・最高の演出』と評されており、期待の高まる中の鑑賞となりました。しかぁーし、結果は…なんじゃこりゃ!私はチャン・イーモウ監督の秀作『HERO』や『LOVERS』のような痛快ワイヤーアクション作品を勝手に期待していたので、アクション映画なのにアクションの見所が一切かけている本作に大きく失望した。

本作の監督イ・ミョンセの中心はとにかくカン・ドンウォンである。ドンウォンを美しく見せることに全精力を傾けていると言っても過言ではない程である。まぁ、私はハ・ジウォンが大嫌いなので、幸いその点ではある意味助かった。ハ・ジウォンのあの顔がダメだ。特に彼女の十八番の一つ、口を意味もなく馬鹿みたいにぽかーんと空ける仕草・目をキョロキョロ無駄に動かす仕草を見ていると、どうも気持ちが悪くて仕方が無い。(ハ・ジウォンさんのファンの方々ごめんなさい><)現に、ハ・ジウォンよりもカン・ドンウォンのほうがかっこいいでしょ?美しいでしょ?感たーっぷりの演出だったので、これは監督もお気づきなのであろう。ドンウォンとジウォンだったら男のドンウォンを美しく見せた方が観客が入るであろう・・・監督はそう見たに違いない!?

しかし、本作はそれに輪をかけて、最悪が名を連ねてしまっている。とにかく見ていて忙しい。カメラワークも安定していなければ、カッコつけただけの編集・演出が嫌だ。ストップ・モーション炸裂のアクション・シーン=流れ途切れさすな!また、意味の分からない選曲も嫌だ。ちょっとお遊び間たっぷりの画を挿入しちゃったりして、楽しいでしょ?面白いでしょ?を要求してくる監督の根性が気に食わない。もうちょっとマシに映画作らんかい!こっちは、1時間50分時間を割いてるんじゃ!その1時間50分で常に同じ様な撮り方をしている見所の無い格闘シーンが繰り返される。苦痛だった。

今回のカン・ドンウォンはいつもの印象と大分異なる。まず、台詞がほとんどないのだ。そして、笑わない。うーむ、やっぱりドンウォンは『彼女を信じないで下さい』や『オオカミの誘惑』のような作品の方が生きるということか。ただ、ドンウォンのファンの方々には、たまらないシーンやカメラワークがなされていると思いますので、ファンの方々はご鑑賞されては如何でしょうか?的な作品でした。

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

2006年03月31日 [04:31] [映画レビュー]韓国映画 

天国からの手紙 A Man Who Went to Mars

「天国からの手紙(火星に行った男)」  5点満点中 ★

監督:キム・ジョングォン
出演:シン・ハギュン/キム・ヒソン/キム・ミンジョン/パク・ソヒョン

■PLOT■
「JSA」「拍手する時に去れ」のシン・ハギュンと「悲しき恋歌」のキム・ヒソンのラブストーリー。田舎町に住む少女ソヒは父が亡くなった後も父は火星に行ったと信じていた。ソヒは同年代の友人に馬鹿にされるがスンジェだけはソヒを庇っていた。ある日、ソヒはソンジェに「火星にいるお父さんに手紙を書いた」と告げる。そして、その手紙を郵便ポストに火星宛に入れたと。ソンジェはソヒを傷つけたくなく、ソヒの父の代わりとなり、ソヒ宛に手紙を代筆する。そして、ソヒとソンジェの秘密の手紙のやり取りが続いていく。しかし、このやり取りも長くは続かず、ソヒはソウルへと転校する事になる。

■COMMENT■
むむむ。。。
シン・ハギュンは文句なしに素晴らしいが、キム・ヒソン演じるソヒという女はなんだりゃ。久しぶりにここまで身勝手な女を見た。少女の頃のソヒは純そうでなんとも可愛かったが、大人になったら会社の副社長とキスして婚約までしちゃって、副社長が退任するとぽいと捨て、ソンジェのところに都合よく戻るソヒ。ソヒはなんなんだ!?ソンジェは純粋でソヒだけをずっと愛し続ける。本作はソンジェだけに焦点を絞って鑑賞すると、それなりなのだが、ソヒが出てくる度に物語を破壊するので、結局は目も当てられない。

シン・ハギュンの笑顔は男の僕が見ても胸ときめきますよ、はい!

Comment:0 | Trackback:0 | Edit | Page Top.↑

    日本一早いアカデミー賞ノミネート&受賞予想、年代を問わない数々の作品のレビュー。
    当ブログで独自に設立した映画賞、FAAのブログ。



    当ブログを気に入って頂けた方はポチッとお願いします↓↓↓
    にほんブログ村 映画ブログへ

    50音順映画レビューは↓↓↓

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。